宅地建物取引士(宅建士)
学習期間:6ヶ月
宅地建物取引業を営む事業所に必須の資格です。
宅地建物取引士(宅建士)とは
宅地建物取引業を営もうとする場合、国土交通大臣又は都道府県知事の免許を受ける必要 があります。
免許を受けるに当たり、その事務所その他国土交通省令で定める場所ごとに、事務所の規模、 業務内容等を考慮して、国土交通省令で定める数の成年者である専任の宅地建物取引士を置か なければならないとされています。
宅地建物取引士になるためには、まず、宅地建物取引業法(以下「法」という。)で定める宅地建 物取引士資格試験(以下「試験」という。)に合格しなければなりません。 試験は、法第16 条の2 の規定に基づき、国土交通大臣から指定を受けた指定試験機関が、 各都道府県知事の委任のもとに実施しています
引用:国土交通省
宅地建物取引士(宅建士)を取る方法
宅地建物取引士とは、試験に合格し、試験を実施した都道府県知事の資格登録を受け、かつ、当該知事の発行する宅地建物取引士証の交付を受けた者をいいます。
引用:不動産適性取引推進機構
宅地建物取引士(宅建士)の難易度・評価
宅建士の合格率は毎年15%前後で推移しています。過去10年間の合格基準点は31~37点と、7割程度の正答率が必要です。この合格率は、
・受験資格がない誰でも受験できる資格
・不動産業界では企業によっては入社早々に受験させる
といった理由から、準備不足のまま受験している方が一定数いらっしゃるためと言われます。
しかし、他の法律系国家資格や公務員試験等よりも法律系で覚えるべき内容は少なめですのでしっかりと準備をすれば、決して手の届かない資格ではありません。
宅地建物取引士(宅建士)の学習方法
宅建士試験は、4肢択一式のマークシート方式の試験で、合計50問出題されます。そのため、絶対に違う選択肢を除くことで正答率が上がりやすい試験といえます。
宅建士の学習方法のポイントは、まず民法を攻略することです。
宅建士の試験内容は、大きく分けると以下の4つです。
- 民法等(権利関係)
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税金その他
民法は法律の基礎的な考え方を学ぶのに良い科目です。民法を先に攻略することでそれ以外の宅建関係の法律を勉強するにあたり効率が上がります。また、7割の正答で合格となりますので完璧を求めすぎず、過去問を複数回こなすなどの対策が必要です。
法律の勉強をしたことがある方は、独学だと費用も抑えられメリットがあります。
一方、法律は用語が表現が独特なので、法律の勉強をしたことがない人や苦手意識のある人は講義が受けられる通学や通信を選択するといいでしょう。
宅地建物取引士(宅建士)を取得するメリット
不動産業の看板資格で必要とされる人材に
宅地建物取引士(宅建)は、国家資格の中でも抜群の知名度を誇り、主に不動産業界で活躍するなら必須とも言える資格です。
不動産を扱う事業所のには必ず宅建の免許を持った人材を置かなければならず、従業員数に応じて必要人数も増えていきます。そのため未経験であっても高収入・好条件で転職が可能です。
受験資格なしで国家資格に挑戦できる!
宅地建物取引士(宅建)には受験資格がありません。
合格基準が7割以上の正答ということもあり受験のハードルが高くないことから、「国家資格をとるならまず宅建」と考える人も多くいます。 そのうえ一度取得してしまえば生涯有効で更新不要です。
宅地建物取引士(宅建士)の仕事内容
不動産業界における業務には、宅地建物取引士しか行うことができない業務(独占業務)があります。
それは宅建業法第35条に定める重要事項の説明、重要事項説明書への記名押印及び同第37条に定める書面(契約書等)への記名押印は、宅地建物取引士が行わなければなりません。
宅地建物取引士(宅建士)のやりがい
不動産取引事業所では必須の資格であり、抜群の知名度から持っているだけで一目置かれる存在になれます。
株価など国内の景気とは異なる動きをする不動産は、資産としての価値が高く、投資対象となることも。
宅地建物取引士(宅建)の勉強をすることは、資産形成や金融について学ぶことにも繋がります。
宅地建物取引士(宅建士)の適正があるのはこんな人
- 再就職のための武器が欲しい
- 働きながら勉強したい
- 法律に興味がある
- キャリアップに活かせる資格が欲しい
宅地建物取引士(宅建)は将来に渡って身を立てるのにぴったりの資格です。
また女性ならではの気配りが活かせて出産・育児からの社会復帰にも人気があります。
宅地建物取引士(宅建士)の給料、年収
【求人先】
◎正社員 年収:350万円~1,000万円
【バイト求人先】
◎パート職員 時給:1,500円〜
受験者の口コミ
一生モノの資格!
添削された課題はしっかり理解しよう
ママの再就職に有利!
試験は年1回…
全体感をつかむことがポイント!
宅地建物取引士(宅建士) 受験当日の注意
- 受験日・受験会場の確認
- 鉛筆・消しゴム・シャープペンシル・受験票等の確認
- 時間に余裕を持って行動
- 受験番号・氏名の記入を確認
- マークシート方式の試験
- 受験時間は2時間、昼食は不要
宅地建物取引士(宅建士)の試験は年に1回しかありません。受験日や受験場所を間違えないよう、また時間に余裕をもった行動を心がけましょう。受験時間は2時間なので、昼食などは必要ありません。受験に必要な受験票や筆記用具も忘れずに準備しましょう。
資格情報まとめ
資格・試験名 | 宅地建物取引士(宅建士) |
---|---|
主催団体 | 不動産適性取引推進機構 |
試験区分 | 国家資格 |
試験日程 | 毎年1回、10月の第3日曜日 |
受検料 | 7,000円 |
申込期間 | 【インターネット】毎年7月1日から15日まで(原則) 【郵送】毎年7月1日から7月31日まで(原則) |
試験会場 | 毎年8月頃に通知(予定) |
試験ランク | なし |
受験資格 | なし |
合格率 | 約15% |
出題形式 | 50問・四肢択一式による筆記試験 |
出題範囲 | 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。 宅地及び建物の価格の評定に関すること。 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。 |
合否基準 | 約70%以上(目安) |
結果発表 | 原則として、毎年12月の第1水曜日又は11月の最終水曜日 |
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問い合わせ先
不動産適性取引推進機構
TEL:03-3435-8181
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