登録販売者
学習期間:6ヶ月
登録販売者とは
平成21年度より改正薬事法が施行されました。
改正薬事法では、一般用医薬品を販売する場合、薬剤師や新しく誕生した「登録販売者」の常駐が義務づけられています。
この新制度により、既存の営業を行うためには、現行の一般販売業、薬種商、配置販売業から、薬局にいたるまで、「登録販売者」を複数名置くことが必要になります。
引用:日本医薬品登録販売者協会
登録販売者を取る方法
受験資格は特になく、誰でも受験できます。
毎年実施される試験の択一式問題において正答率7割以上で合格です。
登録販売者の難易度・評価
登録販売者の合格率は約50%。出題数が120問と多く、午前と午後に分けての試験になるので集中力は必要ですが、しっかり準備すれば合格が可能な国家資格と言えます。
また、登録販売者は各都道府県で試験を実施しています。試験日がかぶらなければ複数の都道府県の試験が受けられるチャンスの多さも魅力です。
また、実務経験がなくても受験できる、門戸の広い資格となっています。
登録販売者の学習方法
登録販売者試験は、全体の7割以上の得点、がつ5つある各試験項目ごとの出題数に対して3.5割以上(都道府県によっては4割以上)の正答が必要です。そのため、苦手な科目でも一定以上の正答が得られるよう、反復して過去問を解くことが合格のコツです。
各試験科目は、医薬品に共通する特性と基本的な知識・人体の働きと医薬品・主な医薬品とその作用・薬事関係法規・制度・医薬品の適正使用・安全対策の5つです。都道府県によって、午前に出題される項目と午後に出題される項目が異なるようなので、それぞれの自治体ごとの対策が必要です。
独学では、過去問を中心に複数回解いて理解を深めていくといいでしょう。独学であれば、自分の受験する都道府県の対策を重点的に行えます。自己管理が難しいようであれば、通信や通学がおススメです。通信や通学では必要な内容が無駄なくまとまっているので効率よく勉強ができます。
登録販売者を取得するメリット
薬剤師不足の救世主として安定収入が約束されています!
登録販売者資格は2009年の薬事法の改定により新設された新しい資格で、職務は薬剤師の限定版といったイメージです。
風邪薬など身近で利用者の多い薬品の販売には常駐が必須の資格ですので、パートとしての求人も全国的にニーズがあり、転職で悩むことはないでしょう。
登録販売者の仕事内容
風邪薬や鎮痛剤などの身近な医薬品の販売を行います。
ドラッグストアなどでは資格手当を設けているお店も多く、高めの時給で働くことができます。
登録販売者のやりがい
ちょっと調子が悪いけれど、病院に行くほどではないといった不調を訴えるお客様に、専門的な知識から自信を持って商品をおすすめできます。
活躍の場はドラッグストアや小売店など日常的に利用される施設が多いので、身近な専門家として地域に頼りにされる存在です。
登録販売者の適正があるのはこんな人
- 人と接するのが好き
- 健康に興味がある
- 自宅の近くで働きたい
- 手に職をつけたい
登録販売者の資格試験は全て選択式で回答しやすいうえに、各都道府県で試験を実施しているので、日程さえ許せば複数の都道府県の試験を受験でき、チャンスの多い専門資格です。
履歴書にも自信を持って記入できるスキルですので、迷ったらやってみることをおすすめします。
登録販売者の給料、年収
【求人先】
◎正社員 月給20万円〜30万円+残業手当100%支給+諸手当
【バイト求人先】
◎パート職員 時給:1,400円〜
受験者の口コミ
社会復帰に役立つ!
資格を活かし転職活動!
試験の時は焦らず取り組もう
職場に困らない!
仕事との両立は大変かも
登録販売者受験日の注意
- マークシート択一式の試験
- 受験日時・都道府県・受験会場の確認
- 筆記用具・時計・昼食・受験票を用意
- 時間に余裕をもった行動
- 9時頃より15時頃まで拘束される
- 氏名などの記載もれに注意
登録販売者試験は、朝9時頃からお昼休憩をはさんで15時頃までかかる試験です。昼食や飲み物などはもちろん、ミントタブレットなど、眠気が起きやすい人や集中力が続きにくい人は対策アイテムを持っていき、お昼休憩に摂るといいでしょう。また、都道府県によって受験日や会場が異なりますので必ず確認し、時間に余裕を持って出かけましょう。マークシート方式の試験です。マークシートの行のズレ、氏名などの記載漏れといったイージーミスで不合格になるのはもったいないので確認するといいでしょう。
資格情報まとめ
資格・試験名 | 登録販売者 |
---|---|
主催団体 | 日本医薬品登録販売者協会 |
試験区分 | 国家資格 |
試験日程 | 年一回以上、各都道府県が指定した日程 |
受検料 | 12,800円~18,100円 |
申込期間 | 各都道府県による |
試験会場 | 各都道府県による |
試験ランク | なし |
受験資格 | なし |
合格率 | 約50% |
出題形式 | 択一式 |
出題範囲 | ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問) ・人体の働きと医薬品(20問) ・主な医薬品とその作用(40問) ・薬事関係法規・制度(20問) ・医薬品の適正使用・安全対策(20問) |
合否基準 | 7割以上正解、かつ全体(5項目)で基準点以上 |
結果発表 | 各都道府県による |
登録販売者の勉強ができる通信学習一覧
登録販売者が学べる学習サービスの詳細
通信講座と言えばユーキャン!趣味やキャリアアップで理想の自分になろう
ユーキャンの詳細を見る
取扱資格数 | 100以上 |
---|---|
特徴 | 大人になっても生涯学習!学ぶよろこびを実感できる |
こんな方に おすすめ! | 学びたい資格が決まっていなくても、サイトを見ているだけで気になる資格が見つかります。 心理学でぴったりの講座を選べる「講座診断」コンテンツも。 |
[ucan-melit] ユーキャンは、世代・性別問わず多くの人が興味を持てる様々な講座を開設しています。 資格診断テストもあり、あなたにぴったりの資格がきっと見つかります。 ユーキャン公式サイトはこちら ユーキャンの3つの特徴 […]
取扱資格数 | 436個 |
---|---|
特徴 | スマホで勉強できるから忙しい社会人でも大丈夫! |
こんな方に おすすめ! |
適性診断や口コミの掲載で、初心者でも安心して学べるサポートが整っています。 |
[tanomana-melit] たのまなは、ペット・美容や実用系を中心に、250以上の講座を展開しています。 就職サポートや合格に向けたサポートが充実しているのが特徴です。 たのまな公式サイトはこちら たのまなの3つの特徴 1.[…]
問い合わせ先
一般社団法人日本医薬品登録販売者協会
※登録販売者の資格試験については、各都道府県の担当部門(薬務課など)に問い合わせください。
※資格や受験情報についての最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。