ITストラテジストとは?資格の取得方法,仕事,給料など徹底解説

ITストラテジスト
学習期間:8ヶ月

資格の概要

ITの高度なスキルを持ち、企業のマネジメントや経営戦略をサポートするコンサルトに必要な知識があるのを証明する国家資格です。

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ITストラテジストとは

経営戦略に基づいてIT戦略を策定し、ITを高度に活用した事業革新、業務改革、及び競争優位を獲得する製品・サービスの創出を企画・推進して、ビジネスを成功に導くCIOやCTO、ITコンサルタントを目指す方に最適です。

引用:情報処理推進機構

ITストラテジストを取る方法

受験資格は特になく、年齢制限もないため、どなたでも受験できます。

年に1度実施される試験では、午前はマークシートで知識が問われる問題、午後は考え方を問われる論文形式の試験で午前60点、午後ランクAを獲得すると合格です。

ITストラテジストの難易度・評価

ITストラテジストは情報処理技術者試験の中でも難しい資格となっており、毎年合格率は15%前後しかありません。

この合格率の低さは午後に実施される記述式の問題と論文形式の問題が要因となっています。

その他の情報処理技術者試験では知識を求められる問題なのに対し、ITストラテジストの論文形式の問題では、論理的に考えられるスキルが求められます。

しかし、これだけ難易度の高い資格だけあって、近年のIT企業において需要が高まっている資格の一つです。

IT企業はだけではなく、コンサルタント会社において、経営戦略の仕事に携わるチャンスもあり、IT職としてキャリアアップの幅を広げられます。

ITストラテジストの学習方法

ITストラテジストは年に1回実施される試験で約15%程度の合格率しかないため、本格的なITの知識がなければ合格できません。そのため、ITストラテジストを取得しておくと、企業からは実務経験が5年以上あるのと同等の価値があるとも言われています。

ITストラテジストの試験は午前中に2科目、午後に2科目の計4つの試験が行われます。

午前中の問題に関しては、情報処理技術者として必要な基本的な知識を問われる問題が出題されるので、過去の問題を解いたり、参考書を読む学習方法でも合格点を取れます。

対して、午後の試験ではITストラテジストの論理的な考え方ができるのかが問われる問題が出題されます。

出題された課題を、どう分析し、ITに活用してどのように解決するのかを記述しなくてはいけません。参考書には考え方についても解説されているので、何度も繰り返して解き、考え方に慣れていきましょう。

通信講座では午後の論文問題に特化していることが多く、提出した問題をプロが添削してくれるので、独学よりも論文に慣れやすいメリットがあります。費用面などで問題がない方は、通信学習や通学学習も検討してください。

ITストラテジストを取得するメリット

一目を置かれる存在になる

ITストラテジストの合格率は約15%と非常に低く、簡単に合格することはできません。企業で働く現役のエンジニアであっても資格を取得するのは難しいです。

そのため、ITストラテジストを取得すると周りからは高い評価を得られます。

また、高度なスキルを持つ証明となるので、IT関連の会社への就職や転職のキャリアアップにも役に立ちます。

企業の戦略部門やコンサルタントに携われる

近年ではIT技術が進化を遂げており、企業内でもIT戦略が重要視されるようになっています。
そのなかでも、ITストラテジストの需要は非常に高まっています。そのため、ITストラテジストを取得すると企業の戦略部門やコンサルタントに携われる可能性が大きくあがります。

平均年収が高い

令和2年時点でサラリーマンの平均年収は441万円ほどに対して、ITストラテジスト保有者の平均年収は約670万円なので、比較しても非常に高額な傾向があります。
IT企業の求人でも、ITストラテジストの保有者は優遇されているので、キャリアアップする際、有利に使える資格です。

ITストラテジストの仕事内容

ITストラテジストは情報技術を活用して、企業の改革や高度化、基本戦略を策定・提案・推進などをするのが主な仕事内容となります。

企業の戦略部門で仕事をする場合も多いですが、コンサルタントとして外部の会社の戦略を策定する方もいます。

そのため、情報技術の基本的な技術を抑えつつ、コミュニケーションスキルが問われる職業とも言えます。

ITストラテジストのやりがい

ITストラテジストの保有者は主にITを駆使して企業戦略を行います。
そのため、企業が直面している様々な問題を解決する使命を課せられています。
そして、企業が直面している問題を解決し、企業戦略を策定することで、企業の利益に寄与でき、大きなやりがいを感じられます。

ITストラテジストの適性がある人

  • ITコンサルタントとして働きたい人
  • IT企業に就職をしたい人
  • 転職活動を有利に進めたい人

ITストラテジストに求められるスキルはITコンサルタントを行う際に使える知識ばかりです。そのため、ITコンサルタントを目指している方はITストラテジストの取得をおすすめします。

また、ITストラテジストを取得する難易度は非常に高いため、取得後は高度なスキルを持っている証明になり、転職を有利に進められます。

ITストラテジストの給料、年収

平均年収:670万円

【東京都内 IT企業A】
◎正社員
月収:340,000円~1,170,000円
(賞与2回含)

【東京都内 IT企業B】
◎正社員
月収:500,000円~800,000円 年収1,500万円以上
(賞与1回含)

受験者の口コミ

苦手な午後試験もTACでバッチリ!

IT業界で働いていることもあって、午前の試験は問題なかったのですが、午後の論文問題が非常に苦手でした。そこで、TACの通信学習で午後試験の対策を行いました。TACの通信学習では論文に対して添削指導してくれたので、「どこが悪いのか?」がひと目で分かり助かりました。

コンサル会社へのキャリアアップの為に資格取得

IT企業に勤めていたこともあり、基本的なITの知識は持っていたのですが、将来を考えた時にコンサル会社への転職を視野に入れていました。しかし、実務経験がない私はコンサル会社への転職は容易なものではありません。そこで、実務経験の代わりになるものとしてITストラテジストの取得を目指しました。それなりに勉強は必要でしたが、論文が得意なこともあって独学で合格することができました。資格取得後は無事にコンサル会社への転職が決まりキャリアアップに成功しました。

論文対策が必要不可欠。

1月から学習をはじめて毎日4~5時間程度は学習に時間を充てました。午前試験の対策はコツコツと覚えるしかありませんが、午後の論文試験にはちょっとしたコツが必要でした。私自身が論文を書くのが苦手だったので、まずは論文に慣れることから始めようと思い、「論文の書き方」について解説している本を読むことにしました。論文の書き方の基礎が見についてからは長文の理解力も上がり、すんなりと論文を書けるようになりました。

年に1回の試験にプレッシャーが…

ITストラテジストの試験は年に1回しか実施されないので、不合格だった場合は翌年になってしまうのでかなりのプレッシャーを感じていました。午前の試験は合格点に達したのですが、午後の試験では不合格となってしまったので、また来年も頑張らないとという感じです。ITストラテジストの取得を目指している方は「年に1回」というプレッシャーに負けず学習に励んでいきましょう!

会社での評価が上がりました!

社内で上司から「ITの知識も高いんだからITストラテジスト受けてみれば?」という声で資格取得を目指しました。IT業界に勤めているのであれば、午後試験の問題をなんとかさえすれば取得することはできるでしょう。資格取得後には上司から「凄いな!」と言われ、資格手当として毎月30,000円の給料があがりました。

ITストラテジスト受験日の注意

  • 開始時間・実施会場の確認
  • 筆記用具を持参
  • 受験票を持参
  • 時計を持参

ITストラテジストは筆記試験のため、シャープペンシルや消しゴムが必要となります。午後の試験は問題数が少ないですが、1問に使える時間が限られてくるので時計を持参して時間配分を考えましょう。また、試験は午前・午後で分かれているので時間に余裕を持つためにも昼食の持参をおすすめします。

資格情報まとめ

資格・試験名 ITストラテジスト
主催団体 情報処理推進機構
試験区分 国家資格
試験日程 10月の第3日曜日
受検料 5,700円
申込期間 7月中旬から約1カ月間
試験会場 札幌、帯広、旭川、函館、北見、青森、盛岡、仙台、秋田、山形、郡山、水戸、つくば、宇都宮、前橋、新潟、長岡、埼玉、千葉、柏、東京、八王子、横浜、藤沢、厚木、長野、甲府、静岡、浜松、豊橋、名古屋、岐阜、四日市、富山、金沢、福井、滋賀、京都、大阪、奈良、神戸、姫路、和歌山、鳥取、松江、岡山、福山、広島、山口、徳島、高松、松山、高知、北九州、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇
試験ランク なし
受験資格 なし
合格率 約15.4%
出題形式 午前 I 試験 多肢選択式(四肢択一)
午前 II 試験 多肢選択式(四肢択一)
午後 I 試験 記述式
午後 II 試験 論述式
出題範囲

1 業種ごとの事業特性を反映し情報技術(IT)を活用した事業戦略の策定に関すること
経営戦略に基づく IT を活用した事業戦略の策定,IT によるビジネスモデルの開発提案,業務改革の企画,新製品・サービスの付加価値向上の提案,システムソリューションの選択,アウトソーシング戦略の策定 など

2 業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定に関すること
業務モデルの定義,情報システム全体体系の定義,情報システムの開発課題の分析と優先順位付け,情報システム基盤構成方針や標準の策定,システムソリューション適用方針の策定(ERP パッケージの適用ほか),中長期情報システム化計画の策定,情報システム部門運営方針の策定,IT 全般統制整備方針の策定,事業継続計画(BCP)の策定・実施,システムリスクの分析,災害時対応計画の策定,情報システム化年度計画の策定 など

3 業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想・計画の策定に関することシステム化構想の策定,業務のシステム課題の定義,業務システムの分析,業務モデルの作成,業務プロセスの設計,システム化機能の整理とシステム方式の策定,システム選定方針の策定(システムソリューションの適用ほか),全体開発スケジュールの作成,プロジェクト推進体制の策定,システム調達の提案依頼書(RFP)の準備,提案評価と供給者の選択,費用とシステム投資効果の予測 など

4 事業ごとの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価に関すること製品・サービス・業務・組織・情報システムの改革プログラム全体の進捗管理,情報システム基盤標準やシステムに関する品質管理標準の標準化推進,改革実行のリスク管理と対処,システムソリューションの適用推進,システム活用の促進,改革プログラムの効果・費用・リスクの分析・評価・改善,事業戦略・情報システム戦略・全体システム化計画・個別システム化計画の達成度評価 など

5 組込みシステム・IoT を利用したシステムの企画,開発,サポート及び保守計画の策定・推進に関すること
通信・情報・アーキテクチャ・ヒューマンインタフェース・ストレージ・半導体・計測・制御・プラットフォームなどの技術動向分析,製品市場動向・社内技術評価などを踏まえた製品戦略策定,知的財産・規格・法令・製品の安全性や環境対策などへの考慮点の整理,リスク分析,調達方針の策定,経営戦略との整合性評価,要求の確認と調整 など

合否基準

午前・午後試験100点満点中60点・午後ⅡランクAの評価にて合格

午後Ⅱ試験は設問で要求した項目の充足度、論述の具体性、内容の妥当性、論理の一貫性、見識に基づく主張、洞察力・行動力、独創性・先見性、表現力・文章作成能力などを評価の視点として、論述の内容を評価

結果発表 約1ヶ月

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問い合わせ先

情報処理推進機構 
電話番号:03-5978-7620

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